これまで世の中に無かった
新しいものをつくる。
それがメーカーの使命であり、新しい価値の創造は存在意義でもある。しかし新しいものをつくるということは、そう簡単なことではなく、大きな不安を伴う。苦労して生み出しても、市場に受け入れてもらえるのか、利益を生むのか、これまで積み上げてきたものを損なうことにならないか。失敗すれば大きな痛手を被り、それが何年も重荷になることもある。踏み出すには強い気持ちが必要だ。その中、現場の想いを力にして、誕生したのが“SAXES(サクセス)シリーズ”だ。その挑戦にこれからの商品戦略を探る。
SAXESシリーズの販売が開始されたのは 2018年3月。
大規模生産者向けの新たなるブランドとして生み出されたもので、“強くて、美しい”というコンセプトのもと、まずは乾燥機(30石~65石)、籾摺機(5インチ)をラインナップした。その後、第2弾として、2019年の3月からはSAXES-Vシリーズとして乾燥機(70石~100石)を追加。ブランド名のSAXESはサタケ(SATAKE)× エクスト リーム(EXTREME[ 極限 ])・シリーズ(SERIES)から。それぞれの単語を組み合わせてつくった造語で、“これ以上ない製品” という意味が込められている。