2018年3月1日、大規模生産者向けの高耐久シリーズ「SAXES」の販売を開始しました。
性能と品質向上を追求し、またひとつ新たな進化に挑んだ開発陣。
彼らが語る「SAXES」誕生ヒストリーをご紹介します。
2018年3月1日、大規模生産者向けの高耐久シリーズ「SAXES」の販売を開始しました。
性能と品質向上を追求し、またひとつ新たな進化に挑んだ開発陣。
彼らが語る「SAXES」誕生ヒストリーをご紹介します。
竹中邦夫:
まず背景として日本の農業においては残念ながら農家戸数が減少し、高齢化や離農が進んでいるという状況があります。一方で法人経営体が増加し、農地集約により規模拡大が進んでいます。
この傾向は今後さらに顕著に進み、大型機械の需要とともに、機械の使用時間や使用量の増加へとつながっていくと考えられます。
展示会で大規模生産者に機械についてお聞きすると「丈夫であること」「安心して使えること」のほか、コスト面についてなどさまざまなご意見をいただきました。取扱量が増えるわけですから当然、機械の消耗も増え、故障につながる可能性が高くなります。経営者として部品交換の手間や人件費などのコスト面を、よりシビアに考慮されています。
杉本克司:
実際に私たち技術陣も、お客様を訪ね、機械の稼動状況を調査します。
そこで、今の生産者は米だけでなく、収穫時期をずらし、麦や飼料米など異なる品種を生産することで、効率のよい機械の償却を目指していることを目の当たりにしました。
私たちは機械の耐久時間を強化することが、ランニングコストを抑えることにつながると考えました。
杉本克司:
耐久時間を強化するという目標を掲げ、機械に使用されている部品をひとつひとつ精査しました。
その中で重要な機能部品の抽出や耐久レベルの展開について徹底的に検討しました。
竹中邦夫:
「SAXES」の最大の特長は搬送部や駆動部に高グレード部品を採用し、耐久性を向上させたことにあります。部品の無交換時間を長くすることで、部品代や交換工賃などのランニングコストが削減できます。
耐久性向上には、さまざまな項目があり、強化すべき部位や使用する高グレード部品の選定について技術陣と何度も話し合いました。
杉本克司:
これまでのサタケカラーとは異なる外観デザインを採用しました。
機械の顔とも言える操作パネルをブラック基調とし、SAXESロゴマークとともに高級感や重厚感、信頼感を訴求しています。ライスセンターは施設内に何台も乾燥機が配置されます。そのとき、「SAXES」がずらりと並べば壮観です。
SAXESロゴマークがあしらわれたエンブレムも、一押しです。
操作部の中央でキラリと光る、いいエンブレムだと自信を持っています。
単なる乾燥機としてではなく、愛車のエンブレムを磨くような愛着心を持っていただけると嬉しいですね。
竹中邦夫:
「SAXES」は当社の造語であり、SATAKE × EXTREME SERIES といいます。
EXTREMEという言葉にはこれ以上ない製品=極限 という意味がこめられています。
農地集約化により、規模拡大が進んでいる生産者の皆様へ使っていただきたいと考えております。
杉本克司:
将来的には、さまざまな乾燥調製機器間で互いにデータのやり取りをし、さらなる省力化や効率化、品質向上を図ろうと考えています。
安全・安心な作業ができる構造・環境の整備にも取り組みます。
竹中邦夫:
「SAXES」はスタートしたばかりです。今後、お客様の要望にお応えできる製品を次々に開発していきたいと考えています。
これからの「SAXES」にご期待ください。
株式会社サタケ 調製機事業本部
TEL:(082)420-8541
平日(月曜-金曜) 8:30~17:15(※土・日・祝は休業)